生き物を大切に No.3
前回は、特定外来生物について紹介しました。身近で目にするものの中にも、外来生物が多くいることに驚きますね。
メダカによく似た魚に、カダヤシがいます。カダヤシは身近な川などで見ることができます。夏休み、この機会に身近な生き物を調べてみましょう…。
注意:川や池などを観察するときには、子供だけでなく大人も一緒に出かけるようにしましょう。
●身近な特定外来生物を調べてみよう
カダヤシは北アメリカ原産の外来生物で、特定外来生物です。メダカと似ていますが、カダヤシのメスは尻びれが小さく、オスでは細長い交尾器に変化していて見分けることができます。学校周辺の水辺にも侵入している可能性も…。タモ網とバケツ、観察ケースを用意して、身近な小魚を調べてみましょう!
カダヤシの捕獲
カダヤシの雄雌
カダヤシの雄1(細長い交尾器)
カダヤシの雄2
注意:カダヤシを観察する場合は、捕獲した場所から動かさず、学校で観察する場合は死んだ状態のものを運びましょう。市販の氷や炭酸水などを使って安楽死させることが好ましいです。
特定外来生物について何が禁止されているの?(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/intro/1law/regulation.html
カダヤシの他にも、身近な生き物で外来生物はたくさん見ることができます。この夏休みを使って、近くの自然で見られる在来種や外来種を調査してみるのもよいですね。