どんな力を育てよう

　この写真は，小学校5年生理科「ふりこの運動」で，子どもたちが実験をしながら端末を活用している様子です。奥の児童は，端末で振り子の実験の様子を動画で撮影しています。そして，手前の児童が表計算に実験結果を入力しています。入力された実験結果は他のグループにもクラウドで共有されています。

　このような学習活動は，課題の設定，情報の収集，整理・分析，まとめ・表現という一連の学習過程によって進められています。「課題の設定」段階では，授業のめあてや課題の確認等を行います。「情報の収集」段階では，実験やシミュレーションによってデータを収集し，「整理・分析」段階では，表計算への入力や表への整理，グラフの作成をします。授業のまとめでは，表とグラフをクラス全体に示したり，クラウドで共有したりするなどして他の班との比較をし，比較から分かったことや考察したことなどをプレゼンテーションをするという「まとめ・表現」の段階になります。

　ICT を活用した情報活用能力の育成は，課題の設定，情報の収集，整理・分析，まとめ・表現という一連の学習過程で，学習活動に合うアプリケーションを選択したり，端末を活用しながら効率的に学習を進めたり，クラウド上で共有・コミュニケーションしたりしながら活動を取り組むことで育まれていきます。

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