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はじめの一歩の一歩前

4歩目 どうやって慣れていけばいい?

どうやって慣れていけばいい?

1.まず先生が慣れる

 授業だけで端末の活用に慣れることはできません。職員会議や学年会などで端末を活用しながら会議を行うことが必要です。授業での活用が「本番」だとすれば,会議などでの活用は「練習」という位置づけになります。練習をせずに本番で上手くいくことはありません。そのため校務など,授業以外の場面で先生達も端末を活用していく必要があるでしょう。

2.次に子供が慣れる

 子供が端末に慣れた状態とは,先生の指示・説明がなくても子供達が ICT を操作できるというレベルです。そこに至るまでには授業の中だけで端末を活用させるでは不十分です。
 休み時間や放課後,朝の会や帰りの会など様々な場面で活用させていきましょう。休み時間は端末を使わないというようなルールを設けている学校があります。晴れたら外で遊ばせるということも十分必要な活動の一つではありますが,端末の活用に慣れさせるためには,授業以外の端末の活用を禁止するようなことではなく,様々な場面で使わせるような仕掛けが必要です。その際,もちろん学習や学校生活をより良くする,という目的意識もセットです。

第4歩はじめの一歩の一歩前_写真1

3.一緒に慣れる

 新しい環境で授業をしたり活動したりするということは,子供たちも先生たちも慣れない体験です。そのため,先生はほんの少しだけ活用の仕方がわかっているというくらいの状態で,基本的には子供たちと一緒に学んだり慣れたりしていくという姿勢で臨むことが大切です。



執筆者


佐藤和紀先生