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はじめの一歩の一歩前

1歩目 GIGAスクールはじめの一歩の一歩前

GIGA スクール構想と情報活用能力の育成

 GIGAスクール構想とは2019年12月に文部科学省が打ち出した政策です。本来令和4年度までに実現させる児童生徒一人一台環境と超高速ネットワークを整備するものです。前提として、1人1台の情報端末の整備、1人1アカウントの配布、高速ネットワークの実現、情報端末の持ち帰りで家庭学習も行っていくことが求められています。

 学習指導要領に情報活用能力は学習の基盤となる資質・能力であることが明記されています。時代背景やそのために必要な環境を考えると1人1台の情報端末が必要です。
 GIGAスクール構想において育まれる情報活用能力も、教科等の資質・能力と同様に、知識・技能,思考力・判断力・表現力,学びに向かう力・人間性等に大別されます。
 知識・技能では,例えばコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となるICTスキル。思考力・判断力・表現力では,プログラミング的思考や,情報を整理したり分析したり,相手の立場を踏まえて表現したりする力。学びに向かう力・人間性等では,情報社会に参画するための姿勢・態度などを身につけていきます。
 1人1台の情報端末は、情報活用能力の育成を促進させるための整備となります。情報活用能力は,社会で仕事をするための力、現代社会や未来で生きていくために必要な力,生涯100年時代に学び続けるための「学び方」です。

ICT利用に関する日本と海外との違い

 日本は教育分野においてICT 活用では後進国,途上国です。OECD加盟国の中で,教員がICTを授業で最も使わない国になっています。また,日本の子どもたちは学習には ICT を使いませんが,ゲームやテレビ、インターネット等の娯楽に使うということに関しても1番です。さらに,学習にICTを使わないことも1番です。そのことが私たち大人の懸念にもつながっています。

GIGA スクール構想を早期実現すること期待される効果

 早期実現した理由はオンラインで「いつでもどこでも学習を保証する」「どんな子どもたちにも学習を保証する」という観点から新型コロナウイルスが収束した後も非常に重要な政策だと思います。例えば、中山間地域の子どもたちだけでなく,なんらかの理由で学校に登校できない児童生徒などに対してもオンラインがあることで,学習の保証ができるようになります。オンラインがあると様々な学習の保証が出来るという観点から見ると、情報端末を一人一台持ち、繋がることは非常に重要な意味があるでしょう。


参考文献

文部科学省 GIGAスクール構想の実現について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

小学校学習指導要領総則編
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_001.pdf

国立教育政策研究所 OECD生徒の学習到達度調査(PISA2018)
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/index.html#PISA2018


執筆者


佐藤和紀先生