編集のPOINT2
2他者との関わりの中で変容できる子どもを育てる
子どもの対話の場面を大切にしました。
子どもの対話を大事にする
個性豊かな4人の子ども達が、共に悩み、喜び、励まし合い、時には対立する場面もありますが、協力し合って成長していきます。教科書の紙面の中で、子ども同士の関わりや、一人ひとりの悩みを明確にし、子ども達が成長していく道筋が見えるようにしました。
対話を通して、自分の考えを変容させていくとともに、他人を思いやる気持ちも大切にし、豊かな人間性を育むように構成しました。
「ありがとう」感謝の気持ちを大切にしました。
感謝の気持ちを大切に
低学年の子ども達だからこそ、他人の立場にたって、ものを考えられるような子どもに育って欲しいという考え方から、相手を思いやり、感謝する気持ちを大切にしました。
巻末資料(学び方図鑑)で、「聞く」ことを取り上げているのも、そのようなことからです。
(上巻p.119、下巻p.106、p.107)
アサガオさんにもありがとう
飼育栽培単元では、素材との対話を大切にしました。生きものは、子ども側の都合で動いてはくれません。その存在を理解し、相手側の立場で考えるということは、 他者理解につながっていくと考えたからです。上巻で「温かい動物」を扱っているのも、より感情移入しやすいという理由からです。