令和2年度版 小学校教科書
学校図書の国語
国語目次
編集の基本方針
学校図書の教科書は「多様性を前提とした問題解決能力の育成」を全教科共通の編集理念としています。国語の学習を通して言葉と深く関わり、没頭しながら、目の前の課題を踏み越えた時、子どもたちはこれからの 社会を生きるための確かな言葉の力を身につけることができます。言葉の力を信じ、自信と希望をもって新しい課題に挑戦する子どもたち。そのような姿を思い描き、教科書を編集しました。
編集のポイント
生きて働く言葉の力を育てる
都留文科大学教授
鶴田清司
この教科書は、子どもたちの学ぶ意欲を高め、自ら問いを作り出して、考えを深めていくような言語活動を設定するとともに、それを通してどの学年でどんな力を育てるのかが明確になるようにしました。
また、学習のめあてと見通しをもつとともに、学んだことをふり返って、活用することができるような学びの場を工夫しました。さらに、言葉による見方・考え方を育てるとともに、教科横断的な視点から、思考力を育てるための学習を設定したことも大きな特長になっています。
「みんなと学ぶ」というタイトルに表れているように、友達と対話したり、課題に協働的に取り組んだりする活動を通して学び合うことも重視しています。「ああ、なるほど!」「えっ、どうして?」が「主体的・対話的で深い学び」を促し、生きて働く言葉の力、ひいては未来を生きる力を育てることになるでしょう。