国語

令和2年度版 小学校教科書

学校図書の国語

国語目次

編集の基本方針

 学校図書の教科書は「多様性を前提とした問題解決能力の育成」を全教科共通の編集理念としています。国語の学習を通して言葉と深く関わり、没頭しながら、目の前の課題を踏み越えた時、子どもたちはこれからの 社会を生きるための確かな言葉の力を身につけることができます。言葉の力を信じ、自信と希望をもって新しい課題に挑戦する子どもたち。そのような姿を思い描き、教科書を編集しました。

編集のポイント

  1. 1つけたい力と学び方をつかみ、自ら学ぶ姿勢をもつ
  2. 2言葉と向き合い、言語生活を豊かにする   
  3. 3学びたい思いが対話を生み、考えを深めていく

生きて働く言葉の力を育てる

都留文科大学教授

鶴田清司

 新しい教育課程では、さまざまな言語活動を通して、基礎的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等を育むとともに、主体的に学習に取り組む意欲や態度を養い、多様な人々と協働して生きていく力を育てることが求められています。
 この教科書は、子どもたちの学ぶ意欲を高め、自ら問いを作り出して、考えを深めていくような言語活動を設定するとともに、それを通してどの学年でどんな力を育てるのかが明確になるようにしました。
 また、学習のめあてと見通しをもつとともに、学んだことをふり返って、活用することができるような学びの場を工夫しました。さらに、言葉による見方・考え方を育てるとともに、教科横断的な視点から、思考力を育てるための学習を設定したことも大きな特長になっています。
 「みんなと学ぶ」というタイトルに表れているように、友達と対話したり、課題に協働的に取り組んだりする活動を通して学び合うことも重視しています。「ああ、なるほど!」「えっ、どうして?」が「主体的・対話的で深い学び」を促し、生きて働く言葉の力、ひいては未来を生きる力を育てることになるでしょう。

●著作関係者

鶴田 清司

都留文科大学教授

大岡 信

詩人

新井 満

作家


浜本 純逸

神戸大学名誉教授
元早稲田大学特任教授

清水 眞砂子

青山学院女子短期大学名誉教授
児童文学翻訳家・作家


石丸 憲一

創価大学大学院教授

梅田 芳樹

学習院初等科教諭

江見 みどり

晃華学園小学校教諭

奥泉 香

日本体育大学教授

香月 正登

梅光学院大学准教授

木坂 涼

詩人

古閑 晶子

上越教育大学大学院教授

小林 一貴

岐阜大学准教授

坂口 京子

静岡大学教授

佐々木 豊

太成学院大学教授

佐藤 多佳子

上越教育大学大学院教授

白坂 洋一

筑波大学附属小学校教諭

白勢 彩子

東京学芸大学准教授

鈴木 武司

関西学院初等部教諭

鈴木 二正

慶應義塾幼稚舎教諭

高橋 久子

元東京学芸大学教授

瀧口 美絵

広島都市学園大学准教授

田島 亮一

晃華学園小学校校長

千田 洋幸

東京学芸大学教授

中井 悠加

島根県立大学講師

中村 孝一

常葉大学教授

長岡 由記

滋賀大学准教授

野中 太一

暁星小学校教諭

早川 勝廣

大阪教育大学名誉教授

藤田 のぼる

児童文学評論家

松本 修

玉川大学大学院教授

宮津 大蔵

桐蔭横浜大学教授

森川 正樹

関西学院初等部教諭

山口 政之

敬愛大学教授

山元 悦子

福岡教育大学教授

山元 隆春

広島大学教授

●教科書編集理念に関する監修

上 昌広

医療ガバナンス研究所理事長

中野 明安

丸の内総合法律事務所弁護士

藤川 大祐

千葉大学教授

●編集協力

大塚 満美子

言語聴覚士

鈴木 清隆

元小金井市立小金井第二小学校校長
詩人

●カラーユニバーサルデザインに関する校閲

田中 良広

帝京平成大学教授

学校図書株式会社編修部