編集のポイント1
1つけたい力と学び方をつかみ、自ら学ぶ姿勢をもつ
確かな言葉の力がつく教材配列
教科書の全体構成
各学年内で「何を学ぶのか」を整理し、きちんと学びが積み上がっていくよう、教材を配列しました。
1年間の学びを見通し、学習意欲を高める
年間の学びの見通し
その学年で育てたい資質・能力を一覧でわかりやすく示し、1年間の学習内容を確認できるようにしました。
つけたい力を意識しながら主体的に学習に取り組むことで、学習の成果や自己の成長を実感し、次の学びへの意欲を高めることができます。
学習の全体像を丁寧に示し、自覚的な読みを促す
「読むこと」てびきのつくり
学習過程の構造化を図ることにより、プロセス全体を見渡せるようにしました。 「何のために学ぶのか」「どのように学ぶのか」を子ども自身がつかみ、自ら学びを進めていくことができます。
「読むこと」てびきのポイント
❶ 見開き構成で学習内容を見渡す
「めあてを確認する」→「学習に取り組む」→「学習をふり返る」という学習ステップ全体を見渡すことができ、見通しをもって学習に取り組むことができます。また、適度な分量で無理のないつくりが、限られた授業時数のなかでの教室の実態に合わせた柔軟な授業を可能にします。
先生の指導の仕方や子どもたちの学び方はさまざまです。授業スタイルを型にはめず、授業改善の視点を第一に考え、極力シンプルなてびきの構造をめざしました。
❷ 問題解決能力を養う
各設問には学習の目的を明確に示し、読解プロセスを自覚しながら読み進めることができるようにしました。
実際の社会において、目の前の問題に対する解決方法や手順はいつも同じではありません。読みの学習を通して、「何のために学ぶのか」「どのように解決していけばよいのか」を自身で構築する力がつくことをめざしています。
❸ 安心感を生む紙面構成と色彩
上下2段組の構成で、スムーズに読むことのできる紙面にしています。上段と下段を何度も往復することがないため、 ストレスなく安心して学習に取り組めます。また、多色使いをおさえ、集中して読むことができるようにしています。
学びやすさを追求し、表現することへの意欲を高める
「話すこと・聞くこと」「書くこと」のつくり
子ども自身がつけたい力を意識し、単元の活動が見通せるよう、単元全体の構造化を図っています。課題の特性に合わせ、 学びのスタートからゴールまでの一連の流れに沿って紙面を構成することで、自ら進んで学習に取り組めるようにしました。
単元の紙面のポイント
❶ 学習の全体を見通す
「学習の見通しをもつ」→「学習活動に取り組む」→「学習をふり返り、次の学習に生かす」という学習プロセスを基本としながら、つけたい力を焦点化することで、「何を学ぶのか」 「どのように学ぶのか」を明確に示しました。活動の目的や学び方を意識しながら思考を活性化し、主体的に表現活動を行うことができます。
❷ 学びの定着を図る巻末リンク
学習のポイントを巻末資料とリンクさせています。資料を参考にしながら学習を進めたり、学習後にもう一度確認したりするなど、さまざまな学び方に対応することができます。
また、巻末資料を概観することで、既習内容全体をふり返ることもできます。
❸ 調和のとれた色彩と紙面構成
多色使いを極力おさえながらも、大切な学習内容やモデル文、ポイントなどには囲みや色アミをほどこし、見やすさと使いやすさに配慮しています。