TOTAL ENGLISHでは、小学校で慣れ親しんできた表現で豊かな言語活動が可能になるという利点から、一般動詞を先に導入しています。“I like ~.” “Do you like ~?” “Yes, I do.” / “No, I don’t. I like ~.” と自分の好きなことや興味のあることを相手に伝えることができ、聞くことができます。つまり、入門期から本物のコミュニケーションに近い言語活動ができ、生徒たちも「英語をしゃべれた」という達成感が得られ、英語への興味・関心が高まります。 また、一般動詞を先に導入すると、*I am play tennis. や *Tom is play tennis. のような間違いが減少するという報告もあります。実際、継続して TOTAL ENGLISHを採用している各地区で、「be動詞と一般動詞を同時に使う誤りが激減した」という声を多数いただいています。なお、生徒の理解のしやすさという点で見ますと、“I’m ~.” や “You’re ~.” のような言い方を決まり文句的に覚えて使うだけであればbe動詞の学習は容易ですが、様々な主語に合わせて適切なbe動詞を選択するのは、決して容易なことではありません。