つながる学びで未来を拓く社会で何ができるか今の自分を知ろう SDGs(Sustainable Development Goals)とは,2015年9月の国連サミットで採さい択たくされた2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰だれ一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓ちかっています。SDGsは発はっ展てん途と上じょう国こくのみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普ふ遍へん的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。生産者に,ちゃんとした代金を支し払はらうことって聞いたことがあるよ。コーヒーやバナナに書いてあるのを見たよ。フェアトレードと書かれた商品を見たことがあるよ。どのくらいの人が知っているのかな。 SDGsの17の目標のうち,これまで身につけた数学の力を使って,自分たちにできることがないか調べて,取り組んでみましょう。さらなる数学へ2165163役立つ数学電子レンジでの加熱時間いろありますが,弁当のラベルに表示されているW(ワット)数と自宅の電子レンジのW 数がちがっているということが考えられます。W 数がちがっているとき,どうすれば適切な加熱時間を知ることができるでしょうか。 実は,W 数と加熱時間の間には,反比例の関係があります。W 数をxW,加熱時間をy秒とすると,x*yは一定になります。このことを利用すると,どんなW 数でも適切な加熱時間を計算することができます。 たとえば,弁当のラベルに「1500W で30秒」と表示されていた場合,500W では90秒,1000W では45秒 が適切な加熱時間になります。 コンビニエンスストアで弁当を買うと,ラベルに電子レンジでの加熱時間が表示されています。しかし,自宅の電子レンジでは,うまく加熱できないことがあります。うまくいかない原因はいろ4章 「比例と反比例」を学んでともなって変わる2つの数量x,yがあって,xの値を決めるとyの値がただ1つ決まるとき,yはxの関数であると判断できる。 2つの数量xとyの関係が比例や反比例であるかどうか判断できる。できるようになったこと 比例のグラフが原点を通る直線になること,反比例のグラフが双曲線になることがわかり,それを座標軸上に表したり,そこから式を読み取ったりすることができる。これからもっと学んでみたいことや,疑問に思ったことを書いておこう。さらに学んでみたいこと身のまわりや数学の中から見つけた問題を,比例や反比例とみなして,その特とく徴ちょうを見つけて解決に利用することができる。51015204章 比例と反比例パフォーマンス評価学びに向かう力自分を見直す数学を生かすP.20へP.18へ特設サイト
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