45章末の「役立つ数学」では,身近なところで数学が活用されているものや数学がどのように発展してきたかなどを紹介したコラムなど,数学への興味・関心を高める題材を取り上げています。1年P.64,92,2年P.67,196,3年P.178,225 など自学自習がしやすいような工夫がされているか。観点2例本文中の「トライ」,「計算力を高めよう」,章末の「章のまとめの問題」,「」,巻末の復習問題については,解答を巻末に掲載し,自学自習がしやすいようにしています。節末に基礎・基本の確認のページとして設定した「確かめよう」では問題ごとに参照ページ・箇所を示し,ふりかえりがしやすいようにしています。特色2巻末の解答を充実させるとともに,節末の問題では,ふりかえりのための参照ページ・箇所を示しています。観点3全国学力・学習状況調査や国際調査の結果をふまえた工夫がされているか。特色3全国学力・学習状況調査やPISA調査などの結果をふまえた問題設定やページを取り入れています。1次方程式の学習では,数学的活動を通して,移項のきまりを生徒自身で見いだし法則化していく構成とし,「方程式は解けるが移項の意味は理解できていない生徒が多い」という課題に対応できるようにしています。1年P.105-106図形の証明の学習では,「証明の意義が理解できていない生徒が多い」という課題に対応できるように,小学校で学んだ帰納的な方法と比べながら演繹的な証明の意味を理解できるようにしています。2年P.115-116,148-149「章のまとめの問題」に のページを設定し,全国学力・学習状況調査等で課題があると指摘された「知識や技能を活用する力」の育成を図ることができるようにしています。ここでは,レポートから必要な情報を読み取って考えたり,グラフを活用して判断したりするなど,活用に関するさまざまな問題を取り上げています。1年P.124,162,2年P.104,143,3年P.131,199 など全国学力・学習状況調査で,特に正答率の低かった問題を で取り上げ,生徒のつまずきに配慮しています。1年P.47,2年P.17,3年 P.21 など例観点4小中一貫教育を支援するような工夫がされているか。特色4小学校算数の教科書との教材や導入の共通化を図り,小学校と中学校でスパイラルな学習ができるようにしています。令和2年度用小学校算数教科書『みんなと学ぶ小学校算数 6年 中学校へのかけ橋』(学校図書)では,中学校の「正の数・負の数」の素地的な学習として,「-」のついた温度の意味を考えたり,カードを使ったゲームを体験したりできるようにしています。「中学校数学」教科書でも同じ教材を導入で取り扱い,小学校の体験を数学的に練り上げながら学習が進められるようにしています。例1年の「ふりかえり~算数から数学へ~」では,各領域での小学校の既習内容をまとめてあり,中学校での学習にスムーズに移行していけるようにしています。また,本文中にも「ふりかえり」を入れて,小学校での既習内容がわかるようにしています。観点別特色
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