43本文や,などの程度は,学習目標が達成できるように配慮されているか。また,生徒の発達段階に適応しているか。観点1本文や,などは,易から難へと段階的なステップをふんで学習が進められるようにしています。また,図,式,説明図,吹き出しなども生徒の発達段階に即し,理解の手助けとなるように適切に配置しています。特色1内容の程度教科書編集上の工夫と配慮事項例正の数・負の数の加法では,整数の計算を理解した上で,小数や分数の例題を取り上げ,段階をおって無理なく計算の方法が理解できるようにしています。1 年 P.23-24図形の論証の導入では,命題を仮定と結論に分ける,根拠となることがらを説明する,証明を完成させる,などの問題を取り入れ,論証の方法が段階をおって無理なく身につくようにしています。2 年 P.132-135本文や,,などでは,適切な図や写真,側注などを配置し,理解の手助けとなるようにしています。補充的,発展的な内容の取り扱いの程度は適切か。観点2生徒が自ら進んで取り組めるように,補充的,発展的な内容を本文の学習と適切に関連づけて豊富に用意し,生徒の理解度や興味・関心に応じて取り組めるように配慮しています。特色2例「数と式」領域では,「計算力を高めよう」を設定し,生徒の実態に応じて計算技能の習熟を図ることができるようにしています。「トライ」や「 Tea Break 」,「」,「さらなる数学へ」で,補充的,発展的な内容を豊富に用意し,生徒の実態に応じて学習が進められるようにしています。また,発展的な内容として,中学校数学の学習内容に関連する高校数学の内容にふれることで,数学的な見方や考え方を深めることができるようにしています。1 年 P.93,P.121,2 年 P.54-55,3 年 P.23,193,196 など1 年 P.278,2 年 P.230-231,3 年 P.258-259,260-261など内容の組織・配列観点1教科書全体の組織・配列は,系統的・発展的 に配列されているか。特色1各学年とも,数と式→関数→図形→データの 活用,の順に章を配列するとともに,領域間,学年間の接続を考慮し,発展的に学習が進められるようにしています。各学年の目次では,領域ごとに小学校や前学年との関連を示し,学習の系統性が理解できるようにしています。各学年 P.2-3例各領域の前では,「ふりかえり」で小学校の学習内容や前学年までの学習内容の学び直しができるようにし,効果的に学習が進められるようにしています。3年の図形領域では,相似な図形→円→三平方の定理,の順に章を配列し,三角形の相似条件と円周角の定理を関連づけて学べるようにしています。観点2各単元の組織・配列は,学習を進めるのに適切になっているか。特色2各章の組織・配列は,課題を見いだす場としての導入,課題を解決し新たな内容を理解するための本文や,その習得を図るための,基礎・基本を確認するための「確かめよう」,学習の総まとめを行うための「章のまとめの問題」と,一貫した学習ができるようにしています。1年「1章 正の数・負の数」では,日本各地の気温や海抜などを観察する活動を通して「-」のついた数を導入し,温度計の目盛りから数直線に移行するなど,日常的な事象から疑問や問題を見いだし,それを数学化して見通しをもちながら解決する学習が進められるようにしています。1年 P.12-20例2年「2章 連立方程式」では,身近な遊園地でのチケットと乗り物の場面から導入し,既習の内容を活用しながら新しい内容を解決する学習が進められるようにしています。2年 P.40-443年「6章 円」では,サッカーでボールがゴールに入る角度の問題で導入し,円周角の定理に対する具体的なイメージをもって章の学習が進められるようにしています。3年 P.180-181観点別特色
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