理科_内容解説資料
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年間指導計画・評価基準教科書紙面つき特色一覧(第1号) 幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。(知識・理解,探究,道徳教育)・ 科学的に探究する方法について,ていねいに説明し,また,多様な活動が準備されている。さらに,科学的な知識を身につけられるようにわかりやすい記述が心がけられている。これらを通じて,科学的に探究する能力と態度を育むように構成している。・ 特に,巻頭の「理科のトリセツ」では,理科を学ぶ意義や探究の方法をわかりやすく示しているとともに,人の意見を聞いたり,自分の意見をわかりやすく人に伝えたりすることを十分取り上げている。理科のトリセツ 1年p.④~13問題発見 1年p.20~21,1年p.66~67などしっかり仮説・しっかり計画 2年p.33~36,2年p.95~98など学び続ける理科マスター 1年p.60~61,2年p.70~71, 3年p.128~129など教育基本法第2条観点特色具体例観点別特色一覧仕事を例にとっても,理科は深く関わっています。理科を勉強して,将来役に立つんですか?医師・看護師・薬やく剤ざい師しなどでも,日常生活までは関係ないですよね?現代の社会では,必ず生活のどこかで理科の知識や考え方を使っています。たとえば,さまざまな仕事で理科は役立っています。日常には,正確な理科の知識にもとづいていない情報,まぎらわしい情報があふれています。それらにまどわされないためにも,理科は役立ちます。こんな場面で,あなたはどのように考え,どう判断しますか?プログラマー・システムエンジニアなどプログラムを設計するとき,目的に対応した効率のよい方法,うまくいかないときの改善方法などを常に考えます。それらの方法(探究の方法)を学ぶのも理科です。これからの理科で,「物質の性質」「ヒトのからだのつくりとはたらき」などを学びます。医療に関わりたいと思っている人には必ひっ須すの知識です。医師・看護師・医い療りょうITエンジニア「試験」のためじゃない。知って,使って,役立てるために学ぶんだ!仕事に役立てる正しく知る理科としての正確な知識を根こん拠きょとして判断することは,あなたの人生にとって大切です。常に理科を学び続けて,このような情報を判断できるようになってください。その基き礎そが1年生の理科から始まります。血液型性格診しん断だんって,けっこう当たるよね。私と相性がよい人とかわかるかな?ほんとなの?人のいろいろな性格が,数種類の血液型でなかま分けできるって変じゃない?昨日の地じ震しん大きかったよね。3週間後にもっと大きな地震がくるって。このサイトに書いてあるよ。え~?そんなことをあらかじめ知る方法なんて,ほんとにあるの?なぜ理科を学ぶの?51051015④2~7の各段階で,何か気づくことや,ふり返って考えることがあるはずです。いつでも「1.気づき」や「8.ふり返り」を行き来しながら,探究を進めていきます。2~7までが整理できたら,内容をまとめ,レポートや発表でほかの人に知らせて,意見をもらいましょう。意見をもらうと考えが深まります。これが9です。9のとき,あなたが行った探究活動をよく知っているのはあなただけで,ほかの人は知りません。知らない人でもわかるようにていねいにまとめることに気をつけます。9まで終わったら,必ず何か新しい問題が出ているはずです。それが「10.次の気づき」です。それをスタートにして,次の探究を進めましょう。10次の気づき?探究とは,気づき と ふり返り の 連続だ!どのようにしたら仮説が確かめられるかを計画します。「数で表すにはどうするか」「何を変えればよいか(何を変えてはだめか)」「何が変わりそうか」「どこを観察すればよいか」を考えて,必要な道具と方法を細かく具体的に考えます。検証計画を考えているときに,仮説を修正することもあります。特に2年生で気をつける発見した問題を,観察・実験で検証できる「課題」の形にします。検証するのにどのような情報が必要か,資料などを調べましょう。水は何℃で沸ふっとうするか。水が沸とうする温度は場所によってちがうか(調べる場所が多すぎる)。ヒトは「危ない!」と思ってから,どのくらいの速さで反応できるか(実験に危険がある)。課題を明らかにするために,課題に関係する原因の見通しをもち,課題に対する結果を予想します。「どこを観察すれば,何が見えそうか」,「何を変えると,それにともなって何が変わりそうか」「結果はどうなりそうか」など,具体的に考えていくことがコツです。仮説を考えているとき,新たな気づきがあるかもしれません。特に3年生で気をつける不思議を発見する気持ちをもって,身のまわりのものや現象を観察し,問題を発見しましょう。特に1年生で気をつけるどのようにしたら仮説が確かめ4検証計画?3仮 説?2課題設定?9伝える??どの過程にあっても,気づきがあれば考え直して改善することが大切です。不思議を発見する気持ちをもって,身のまわりの1気づき?どの過程にあっても,常にふり返りを行って改善することが大切です。8ふり返り?探究レポートをかくときは,主として2~7をまとめます。探究活動の途と中ちゅうでも,終わってからでも,自分がやっていることをふり返ります。究の進め方究の進め方探どうやって理科を学ぶの? 6 (例)評価基準資料ウェブ上のPDFでは,特色一覧に該当の紙面がついています。11(動植物の分類) 学習の目(1)いいな生物とその共通点 まで見ていたがる(13) 学の ・とはなんですか生き物をどのように分けできるか図やでしてみましう。 動植物の分類単体の基準 学習(1)いいな生物とその共通点のまとまりとの基準 学習解より用する分は 知識・技能 思考、表現、判断 体的に学習にりむ いいな生物の共通点と相違点に着目しながら、(目→)生物の観察と分類の方、生物の体の共通点と相違点を理解しているとともに、それらの観察、などに関する技能をにけている。 な生物についての観察、などを通して、いいな生物の共通点や相違点を見いだすとともに生物を分類するための観察や基準を見出して表現している。 (目→)いいな生物とその共通点に関する物・現にんで関り、見通しをもったり振り返ったりするなど、学的にしようとしている。 1 な生物の観察 1目()、2基準()、3との() 学習の目(1)ア()生物の観察と分類の方の目() (1)いいな生物の共通点と相違点に着目しながら、生物の観察、生物の特徴と分類の方についての基本的な概念や原理・法則などを理解するとともに、それらの観察、などに関する技能をにけること。 (2)生物の観察と分類の方についての観察、などを通して、いいな生物の共通点や相違点を見いだすとともに、生物を分類するための観点や基準を見いだして表現すること。 (3)生物の観察と分類の方に関する物・現にんで関り、学的にしようとするをうこと。 学習にりむいいな生に関する物・現にんで関り、見ったり振り返ったりするなど、学的にしよいいな生物の共通点と相違点に着目しながら、生物の観察、生物の特徴と分類の方についそれらの観察、などに関する技能いいな生物の共通点や相違点いう共通点がある。 →雌しべ、雄しべ、花弁、がくの形は、花の種類によって異なっている。 2 導:アブラナとツツジに加えて、資料等*から花の共通性と多様性を振り返る。 課:花のつくりをもとにして、植物はどのように分類できるかを知る。 ま:花のつくりをもとにして、被子植物という分類が作られている。被子植物には合弁花と離弁花がある。 知 知識・技能 【活動、ワークシート】 植物の体の共通点と相違点についての基本的な概念や原理・法則などを理解する。 3 導:被子植物について花の特徴だけではなく、芽生えの様子や、葉や根のつくりについて、共通点や相違点について比較することを知る。 展:被子植物は、さらにどのように分類できるか。 課:ヒマワリ、アサガオ、スズメノカタビラについてその特徴をまとめよう。 ま:被子植物は、双子葉類と単子葉類に分類することができる。双子葉類は離弁花類と合弁花類に分類することができる。 思 ◯ 思考・判断・表現 【活動、レポート】 被子植物の共通点や相違点を見いだすとともに、双子葉類をさらに分類するための観点として、花弁に着目することを見いだして表現している。 4 導:植物に関して学んできた共通点に対して当てはまらない未知の植物としてマツの存在を知る。 展:花が種をつくる器官であることから、マツにも花があるのか考える。 課:マツの資料等からどのような特徴の花をつけるか考えよう。 ま:胚珠がむき出しの花を持つ。このような花のつくりを持つ種類をまとめて裸子植物という。 思 思考・判断・表現 【活動、レポート】 マツの資料からの被子植物の花と比較して共通点や相違点を見いだし、マツを分類するための観点や基準を見いだして表現している。 5 導:これまで学習した植物の共通性は花で種子を通ることを確認し、それに当てはまらない植物について考える。 展:植物の分類はどのようにまとめられるか。 課:資料(イヌワラビ、ゼニゴケ)の植物はどのように分類できるのか。 ま:図のようにまとめることができる。 思 思考・判断・表現 【活動、レポート】 植物の共通点と相違点についての観察を通して、種子植物と比較してシダ植物とコケ類の共通点や相違点を見いだすとともに、生物を分類するための観点や基準を見いだして表現している。 6 導:共通点と相違点についての観察を通し分類できるということを知る。 展:魚の煮干し、エビ、カイを用いて背骨の有無について観察し、比較する。 課:脊椎動物は、体の特徴でどのように分類できるか。 ま:背骨の有無、子の生まれ方、体温などの違いを知 知識・技能 【活動、ワークシート】 動物の体の共通点と相違点についての背骨の有無、子の生まれ方、体温などの違いを基準にして分類できることを理解している。 教科書紙面つきの特色一覧はこちら年間指導計画一覧はこちら評価基準一覧はこちら28

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