理科_内容解説資料
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見方・考え方をはたらかせて,資質・能力を育む構成になっているか。(学習指導要領,見方・考え方,資質・能力)・ 年間指導計画で想定されたすべての授業時間において,「見方・考え方」の例が示されており,さらに「見方・考え方」をはたらかせて,その時間の課題に取り組むようにうながされている。本文 1年p.23右上,1年p.28右上, 1年p.33右上 など学習指導要領において示された「資質・能力」の3つの柱「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」をふまえた配慮がなされているか。(学習指導要領,資質・能力,知識・技能,思考力・判断力・表現力等,学びに向かう力・人間性等)・ 章はじめの「Can-Do List」で,資質・能力の3観点を明示しており,各章でどのような知識を身につけるのかなどの見通しをもって学習を進めることができる。・ 章の終わりの「何ができるようになったか」では,章のはじめにある「Can-Do List」の内容をふり返る活動が設けられており,自己効力感を高めながら資質・能力を高めるくふうがなされている。Can-Do List 1年p.68⬇何ができるようになったか 1年p.83など主体的・対話的で深い学びの実現に向けた学習活動に資する工夫や配慮があるか。(学習指導要領,主体的・対話的で深い学び)・ 巻頭の「理科のトリセツ」では,教科書を使用して主体的・対話的で深い学びが実現できる場面の説明があり,これらの学びを実現させるはじめの段階として便利である。・ 従来よりもキャラクターの吹き出しが飛躍的に増えており,話し合いの場面が非常に多い。このため,学習を進める際に対話が非常に重要であることを自然と生徒に伝えることができる。・ 単元末の「学び続ける理科マスター」には,深い学びの活動例が示されており,生徒が自ら活動する際の参考にすることができる。・ 各巻の最後には,話し合いの際のホワイトボードの代わりになる紙面が設けられている。理科のトリセツ 1年p.4~5,1年p.12~13学び続ける理科マスター 1年p.60~61,2年p.140~141アイデアボード 各巻巻末各学年の探究の重点に配慮した工夫や配慮があるか。(学習指導要領,探究の重点)・ 各学年で次のような探究の重点項目が示されている。【1学年】各単元のはじめに「問題発見」という活動を設けている。【2学年】探究によって「しっかり仮説」「しっかり計画」というマークが示されており,これらの活動に力を入れることが適切な探究活動がわかるようになっている。【3学年】探究によって「しっかりふり返り」というマークが示されており,どのような活動を行うとふり返りになるのか,明示されている。問題発見 1年p.20~21,1年p.130~131などしっかり仮説 2年p.33~36,2年p.43~46などしっかり計画 2年p.95~98,2年p.175~178などしっかりふり返り 3年p.17~20,3年p.89~92など単元や章は,全体として系統的・発展的に組織・配列されているか。・ 各学年とも,想定する年間指導計画にそった単元配列になっており,初任の教師が構成を理解しやすくなっている。・ 各単元の内容はすべて3章に整理されており,全学年を通じて学習内容の区切りがわかりやすい。もくじ 1年p.③,2年p.③,3年p.③配当時数内で指導可能なように構成されているか。・ 時数配分及び年間指導計画は,相当なゆとりをもって学習を進められるように作成されている。そのため,教師の裁量によって,探究活動を充実させたり,基礎基本の定着に力を入れたりなど,生徒の実情に応じた手当てが非常にしやすくなっている。学習指導要領との対応観点特色具体例単元の組織・配列・構成・分量年間指導計画一覧はこちら23

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