理科_内容解説資料
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見 方考え方この時間の課題しっかり考察ダニエル電池の電極の変化は,イオンと電子でどのように説明できるか。ダニエル電池のしくみを使って電流を取り出し続けると,電極の金属は右のように変化しました。この結果をもとに,化学電池の原理をイオンの化学式で説明しましょう。ダニエル電池の電極の変化は,イオンと電子でどのように説明できるか。 化学電池と電子やイオンの移動を関連づけるダニエル電池の原理探 究7図6 ダニエル電池の電極の変化?気づき課題?水溶液を交こう換かんしながら50日間電流を取り出し続けた結果亜鉛銅この探究活動では,図6の結果を,自分たちで考察してレポートをつくるところまでやってみましょう。レポートのかき方についてはQRコード先から。これまで理科を学んできた君たちならできる!ダニエル電池をつくりモーターにつなげると,モーターがまわる。銅の棒が電池の+極であり,亜鉛の棒が-極である。硫酸亜鉛水溶液硫酸銅水溶液亜鉛の棒銅の棒セロファン 水溶液の変化をイオンの化学式で表すことができるダニエル電池12329 175 探究のCan-Do List実験A  変 える条件 おもりを落とす高さ  そ ろえる条件 おもりの質量実験B  変 える条件 おもりの質量  そ ろえる条件 おもりを落とす高さ として実験しました。単2乾かん電でん池ち(3),厚紙の筒つつ(アルミニウムはくなどのしん),実験用スタンド(クランプつき),ものさし,ビニルテープ,太いストロー,えんぴつ,はさみ①実験装置を組み立てる。  ②おもりの質量を一定にし,落とす高さを変えて,えんぴつが打ちこまれた深さをはかる。③おもりを落とす高さを一定にして,質量を変え,えんぴつが打ちこまれた深さをはかる。④結果から,位置エネルギー,おもりの質量,おもりの高さの関係を考察する。準備準備方法実 験おもり(単2乾電池)① 机の足や壁かべなど(垂直で安定したところ)を準備して,厚紙の筒と,ものさしを貼はりつける。② 右の写真のように実験装置を組み立てる。1.実験装置を組み立てるこの実験は,おもり(乾電池)がもつ位置エネルギーを,えんぴつが打ちこまれる深さではかろうとしています。厚紙の筒(アルミニウムはくのしん)実験用スタンドクランプものさし机の足や壁などビニルテープ太いストローえんぴつ台調節ネジを回し,おもりの質量に応じて,えんぴつがちょうどよく打ちこまれる強さにクランプをしめる。ポイントクランプを縮ちぢめて,一番下まで下げ,スタンドの台でクランプを支えるようにする。ポイントクランプクランプ51015510 58 7新実験も 機器購入不要例えば,位置エネルギーを調べる実験準備物:アルミニウムはくのしん,不要な乾電池,えんぴつ,タピオカ用ストロー杭打ち実験装置を使わず,身のまわりの器具で代用ダニエル電池づくりは演示実験として済ませ,肝心の原理の考察は,写真資料をもとに進めるなどのくふうができます。考察中心の実習※ プログラミング教育のために購入が必要な機器はありません。例えば,ダニエル電池の実験 ありますか?新学習指導要領で新しい実験が加わるけれど,それにともなって新しい実験器具をそろえるのは煩雑…費用も気になる…3年3年探究がわかりやすい・実施しやすいだから

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