理科_内容解説資料
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探究のCan-Do List光学台を組み立て,光源を置く場所の目安にするため,凸レンズの焦点と焦点距離の2倍の位置に印をつける。1.実験装置を組み立てる凸レンズ(焦しょう点てん距きょ離りがわかっているもの),光学台,光源,スクリーン,ものさし①光源装置と凸とつレンズの位置を決め,スクリーンを動かして像ができる位置を確認する。②光源装置の位置を変えると,それにともなって何が変わるか記録する。③像の見え方を光線の作図とともにまとめる。光源を焦点距離の2倍よりはなれたアの位置に置き,凸レンズは動かさないでスクリーンだけを動かし,スクリーンに像ができる位置を探す。そのとき,次の4点を調べる。 ・光源と凸レンズの距離 ・凸レンズと像の距離 ・ 像の大きさ(像にものさしを当てて,光源の大きさと比べる) ・ 像の向き(光源と同じ向きか,逆向きか)2.スクリーンに像をつくる観 察観 察観 察準備準備方法焦点光源凸レンズスクリーン焦点距離焦点焦点距離の2倍の位置焦点光源スクリーン凸レンズアイウエオ焦点距離の2倍の位置焦点距離の2倍の位置5101520 150 凸レンズを通して光源を見る凸レンズを通して光源を見るアイウエオ光源を置く位置をイ,ウ,エ,オのように少しずつ近づけ,2.と同じようにして調べる。3.光源の位置を変えるスクリーンを動かしてもはっきりした像ができなくなったら,スクリーンをはずし,スクリーン側から凸レンズを通して光源を見てみる。4.スクリーンに像ができない場合を調べる・像のでき方にはどのような決まりがあるか。・像のでき方の決まりを光線の作図で表せるか。光源の位置(光源と凸レンズの距離)凸レンズと像の距離像の大きさ像の向きア (  cm)イ (  cm)ウ (  cm)エ (  cm)オ (  cm)像の見え方を表でまとめる。凸レンズによってできる像の決まり結果?考察?焦点距離の2倍の位置焦点光源を近づけていくスクリーン凸レンズ焦点スクリーンをどの位置に置いてもはっきりした像ができない「結果」の見方・考え方「考察」の見方・考え方凸とつレンズの焦しょう点てん距きょ離り(   )cm 光源の大きさ(   )cm510510152015 151 像のできる位置を探すときに,光源を動かしながらスクリーンも動かしていませんでしたか?変えることができる条件を一度に2つ変えてしまうと,何を調べているかわからなくなります。光源の位置は決めておいて,どこに像ができるかはスクリーンだけを動かして探しましょう。調べる条件を決めて実験することの大切さは,2年生で学習します。時間内にデータがうまく取れなかった…結果・考察次の時間は,凸レンズによってできる像の決まりをまとめます。光源の位置(凸レンズと光源の距離)凸レンズと像の距離像の大きさ像の向きア (25cm)18cm2.5cm上下左右逆イ (20cm)20cm3.5cm上下左右逆ウ (15cm)31cm7cm上下左右逆エ (10cm)スクリーンに像ができない。凸レンズをのぞくとぼやけて見える。オ (5cm)スクリーンに像ができない。凸レンズをのぞくと,実際よりも光源が大きく見える。像の向きは光源と同じ。ア,イ,ウ スクリーン上に上下左右逆の像ができる。オ 凸レンズをのぞくと光源が大きく見える。凸とつレンズの焦しょう点てん距きょ離り10cm 光源の大きさ3.5cm光源が焦点に近いほど像は大きくなるが,像がうつるスクリーンの位置は凸レンズから遠くなる。たとえばイの場合,作図で説明するとこうなるね。凸レンズによってできる像の決まり結果?考察??ふり返り図25 探究3の結果例凸レンズの軸焦点焦点焦点距離の2倍の位置レンズ光線が交わるところに像ができるスクリーンを動かして像のできる位置をさがすスクリーンを動かしているときは光源を動かさない×この時間のまとめ凸レンズによってスクリーンにできる像は,光源・凸レンズ・スクリーンのそれぞれの距離と図25の関係がある。 152 6さらに 観察・実験をていねいにはじめてやる観察・実験は不安…予備実験の時間もとりづらいし,ひと目でわかればいいのに…従来から,手順のていねいな記述で高評価をいただいておりました。結果例も考察例も結果も写真で示しており,授業中でのふり返り,生徒の自学自習としてのふり返りとして活用することができます。観察・実験の結果もふり返りができる先生の働き方改革や,授業改善のために,どのようなくふうが 光源が焦点に近いほど像は大きくなるが,像がうつるスクリーンの位置は凸レンズから遠くなる。図2510はっきりわかる手順が写真に1年1年

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