TEADA 2021/後期号
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0523.2%22.4%5,00010,00015,00020,000デジタル庁「GIGAスクール構想に関する教育関係者の皆様へのアンケート」より職員の年代別の回答結果(表1)を見ると,教基本的な使い方がわからないという操作において,30代以下は31.3%,40代は38.4%,50代以上は43.3%で,はっきりしたばらつきがあります。ほかの項目では,年代別の差がほとんど見られません。 自由記述では,「一部の教職員に負担が集中するため,各校にICT支援員を常勤で複数名配置したり研修を充実したりするなどすべき。」「個々年代30代以下40代50代以上リテラシーICT整備40.5%38.5%34.4%職員や保護者が,児童生徒に感教じている課題は,タブレットでYouTubeなどの動画を見たり,ゲームをしたりといった学習以外の用途に利用してしまうことが最も多く,ついで,情報モラルの不足でした(図2)。また,自由記述のキーワードによる分析から,教職員は,そうしたことを様々な家庭環境の児童生徒に指導していくことに,保護者はYouTubeなどを見ることへの悪影響を課題と考えていることが読み取れます。操作など基本的な使い方がわからない学習以外の用途に利用してしまう情報モラルが不足しているネットワーク環境が整っていない家庭での学習に利用できるコンテンツがないその他特になしの教員によってICT に対する温度差が激しく,全体的な活用がなかなか進まない。校内組織も整っていないため,一部の教職員に負担が集中している。」「積極的に活用しようとする教職員もいれば,従来からの板書スタイルを最適と考える(あるいはスタイルを変えるつもりはないと考える)教職員もいる。」といったものもあり,年代や立場によって,差がみられることが読み取れます。ICT活用49.5%48.3%48.3%操作31.3%38.4%43.0%特に「操作」において,世代間ギャップがあることが読み取れる。新しい時代の学びを考えるその他特になし6.1%4.8%4.0%特集6.9%9.1%8.1%14.2%13.0%10.8%5.2%10.9%表160.8%60.3%56.5%教職員の年代別にみた回答(教職員に感じる課題)図2児童生徒に感じる課題使用ルールの順守,環境の不備に不安

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