TEADA 2021/前期号
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ICTさえ用いれば,深い学びができるわけではありません。大事なことは,授業で扱う課題を十分吟味すること,適切な助言を行うこと等,従来の授業と同じだといえます。従来の授業で大事にしてきたことを踏まえつつ,「主体的・対話的で深い学びを実現」するために, ICTを活用していきたいものです。教科ごとのICT活用例をみていきましょう。授業では,こう使う!ICT活用例デジタルカメラやカメラ付端末(タブレットPC等)で,スピーチの練習の様子を録画・再生します。話し方等を確認したり,助言し合ったりします。各個人の振り返りや全体指導の材料としても活用できます。◆スピーチ文章作成ソフトで,それぞれが下書きを入力,グループでコメント機能を使って,助言し合います。さらに,データを投稿して,共有します。修正の履歴も残り,評価の信頼性や妥当性の向上もはかれます。◆文章作成国語表計算ソフトで,表やグラフを作成します。データをすぐにグラフ化できるので,様々なグラフを作成してみることができ,グラフやデータの特徴・傾向をつかめます。◆表やグラフの作成◆図形や関数等の変化の様子を可視化,繰り返し試行錯誤算数/数学動的数学ソフトで,図形を動かして,変化の様子をみます(例えば,二等辺三角形が連続的に変化するなかで正三角形になる等)。また,関数のグラフを動かして,二次関数の特徴を考えます。6TEADA 2021 前期号

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