TEADA 2021/前期号
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ICT活用による学習効果はどんなもの?使いこなせば,ICTで学習 参考(文部科学省2019「教育の情報化に関する手引」)上の3つの授業場面において,どのような学習効果があるかをみていきましょう。“すぐにでも”“どの教科でも”“誰でも”活かせる1人1台端末1ステップ教科の学びを深める。教科の学びの本質に迫る。2ステップ教科の学びをつなぐ。社会課題等の解決や一人一人の夢の実現に活かす。3ステップまずは,スモールステップでGIGAスクールといっても,授業のすべてをICTで行わなければならないわけでもないのです。目的は,学習効果を上げることであって,ICTを使うことにあるわけではありません。文部科学省による,「1人1台端末・高速通信環境」を活かした学びの変容イメージも,3つのステップをおいています。まずは,ICTの活用でアップするといわれている学習効果や活用例について知り,取り組めそうなところから行っていきましょう。授業にICTを活用することに対する不安令和2年3月の時点では,端末は児童・生徒4.9人に1台(全国平均)で,教室の無線LAN整備率も48.9%でした。令和2年度に急速にICT機器の環境が整備されたとはいえ,多くの教員,児童・生徒にとって,慣れない状況であることは間違いありません。実際,令和2年3月発表の文部科学省による教員のICT活用指導力の状況によれば,3割以上の教員が授業にICTを活用して指導することに対して,「あまりできない」もしくは「できない」と答えています。一斉学習個別学習協働学習4TEADA 2021 前期号

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